人も、猫も、わくわく♪
ミニシアターで繰り広げられる、アート・フェスティバルに心躍らせ、 休憩時間は、スカイ・ツリーを眺めながら、ワインを楽しみました♪
風薫る5月3日金曜日、ゴールデンウィークも後半に入り、
第5回「東京フリンジ・フェスティバル」が、シャクティ・スタジオで行なわれました。
今回は、スタジオ支配人・タイガー氏のインタビューを中心にお届けします――。
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Tiger
「最初のヨガから、人で一杯!
オレサマは幕の陰から見守ろうとしているのに、名前を呼ばれ、探されて大変だった。
ご機嫌うかがいに、猫のポーズをすれば、素敵!!!と騒がれて…。人気者はつらい!」
ちなみに、シャクティのクンダリニ・タントラ・ヨガは、
呼吸(気)を通して自らのエネルギーに火をつけ、
その熱を身体に循環させることで、心身のバランスを調えようとするもの。
みな見よう見まねながら、心地よさそうに身体を動かされていた。
14時からは、衛菊と奈舟による創作日舞「サロメ」――。
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Tiger
「キャリア、実績、確かな基礎に裏打ちされた表現力だけに、
東洋のぶきみさと美しさがきわだち、みな、その世界に引き込まれていたぞ!」
これは、2011年アヴィニョン・フェスティバルで批評家に絶賛された作品で、
今夏、同フェスティバルでの再演が決定!
15時半は、異色のシェークスピア劇 「リア王、その狂気」。
支配人には少しむずかしい演目か、ぐっすり眠っておられた――
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Tiger
「風が気持ちのよい日だったからにゃ。
レフ・キングスフォード・スミス氏がこのスタジオに来たのは、これで2度目かな。
2010年、灼熱の、夏の日、スタジオを下見に来られたんだ。
それが縁で、オレサマとは、まぁ、ヒゲ仲間のちぎりを結んだというわけ。
しかし、これほど、たくみにセリフを操るとは! 彼も、シャクティと同じ魔人属だった!!」
レフ氏とともに、魔人と評された舞踊家シャクティは、
静と動の入り混じる踊りに加え、スパイスの効いた日本語のセリフで、
リア王の哀しさ、滑稽さをあぶりだし、新たな表現の可能性を示していた。
ラストを飾ったのは、シャクティの十八番、「千夜一夜」――。
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Tiger
「リクエスト曲による即興舞踊は、エンターテイナ性に優れた作品で、
彼女の本領発揮! 身内がいうのもなんじゃが、
美しかったにゃ。
1曲ごとにドアが開き、ベールが一枚、一枚、はがれてゆくように、
魅惑の時は、あっという間にすぎていった…」
「今回、TFFの仕掛け人ドウェインと、Tさまが、オレサマをいかんなくサポートしてくれたよ。
お陰で、思う存分休むことができて、とても心地よい1日だった。 感謝!」
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すべての公演を終え、屋上でバーベキューを行い、
ライトアップされたスカイツリーの灯を眺めながら、みなで和気あいあい。
交流を楽しみました。
3年ぶりの開催に、支配人・タイガーは、
「ようやく出番が来た!」と、蝶タイをつけ、張り切っていましたが、
いざ本番になると、
もう役目は終わったといわんばかりに、
カーペットにからだをもぐらせて、ロールケーキ状態になって休息されておいででした。
MAKE IT HAPPEN! コミュニケート&コラボレーション!
きっと、次のイベントを夢の中で考えているのでしょう。 グッドナイト!
「継続は力成り」
こうして、東京フリンジの幕を閉じると、しみじみと感じます。
(インタビュー: Reiko)
*7月は、
恒例の「アヴィニョン・フェスティバル・オフ」のため、南仏へ向かいます。
シャクティは2作品を踊ります。
ボードレール原作の「悪の華」は、舞踊団の踊り、そしてヴァサンタマラの詩で構成。
ソロの「クラシック・ヌー」は、気象科学者ヨルグの斬新な映像・音響が印象的な作品。
これらの様子は、またシャクティのコメントにアップしますので、そのときまでお楽しみに!!
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